調剤薬局が経営する薬膳カフェMIZUTOKI

【追記2023/4/1 2023年3月末日で閉店し、柳ヶ瀬グラッスル35へ移転することになりました。岐阜駅で利用できないのは残念ですが、柳ヶ瀬のお店が楽しみですね。 】

最近、JR岐阜駅でお茶をしたり食事をするのに気に入っているのが、調剤薬局が経営する薬膳カフェみずときです。薬膳というだけあって、漢方を取り入れたメニューをいただけます。岐阜市には岐阜薬科大学があり、岐阜県と滋賀県の県境にある伊吹山は薬草の宝庫だそうです。岐阜はお薬と深い縁があり、それを体現してくれているお店です。

薬膳カフェ

薬膳とは、中国の伝統医学の考えに基づいた食事のことだそうです。その日の体調に合わせて食材を取り入れることで、体の不調を整える効果があるそうです。東洋医学はその人その人の体質に合わせて薬を処方するイメージなので、カフェに来る人誰にでも合ったものというのは、本来できるものではないですよね。だから、ここでは一般的に体によいものを食材に取り入れているということだと思います。こちらの料理にはよくクコの実が使われているのですが、クコの実に含まれるベタインという成分には脂質代謝を改善する効能があり、その結果コレステロール値や中性脂肪値を降下させ、心疾患の予防に貢献すると考えられているそうです。また、血糖値を下げる効果があることが分かっているそうです。ということは、クコの実を使ったお菓子を食べるといいですね。さらに、抗酸化作用もあるそうなので、アンチエイジングも期待できます。

モーニング

モーニングは、土日祝限定です。薬膳パンのセットとお粥のセットの2種類です。私はコーヒーが好きなので、どうしてもパンのメニューばかり注文してしまいます。ドリンク代に300円を追加するとモーニングセットにできます。コーヒーとのセットで税込み748円です。モーニングにしてはちょっとお高めですが、内容はボリューム満点なので、モーニングというよりはブランチとして利用したい内容です。と考えると、748円は安いかもしれません。

薬膳パンのセット
薬膳パンのセット

食事メニュー

食事メニューは、薬膳粥(税抜き780円)、補の茶のフォー(税抜き780円)、薬膳カレー(税抜き980円)、MIZUTOKI参鶏湯(1180円)の4種類です。これはテイクアウトもできます。私がよく食べるのは薬膳カレーです。自家製ヨーグルトがついていて、辛みの調整にも使えます。カレーだと生薬の独特の匂いや苦味を全く感じません。たっぷりの素揚げ野菜がついて、もちろんクコの実もトッピングされています。クコの実が気になる方は、クコの実サラダも単品であります。

薬膳カレー
補の茶のフォー

ティータイム

ドリンクにはコーヒー、紅茶はもちろんのこと薬膳茶に薬膳スープ、自家製のジンジャーエールやレモネードなどがあります。コーヒーのお供に私がおすすめするのは補の茶のシフォンケーキと補の茶のロールケーキです。補の茶は、こちらのオリジナルブレンドの薬膳茶なのですが、補の茶のフォーは生薬の独特の匂いや苦味が私には気になるのです。しかし、シフォンケーキとロールケーキは全然気にならなくて、生クリームがおいしくてコーヒーによく合うんです。そして、ドリンクには季節限定のオリジナルドリンクもあります。この夏よく飲んだのが、パイナップルを使ったドリンクです。

補の茶のシフォンケーキ
補の茶のロールケーキ

所在地

場 所 岐阜市橋本町1丁目10‐1 JR岐阜駅 アスティ岐阜2F                          電 話 058-267-7770                                      時 間 午前11時から午後8時まで(土日祝は午前8時30分から。L.O午後7時30分)           JR岐阜駅の2階、長良口出口の右側にあります。本店は岐阜市八代1丁目3-3にあります。本店でのメニューは、基本は変わらないのですが、セット内容が違ったり、本店限定の月替わりのランチなどがあります。柳ケ瀬の新名所として期待されている柳ケ瀬グラッスル35の商業施設内にも出店することが発表されていました。このお店も楽しみですね。