目次
1.県庁へと抜けられる交差点宇佐南4
岐阜市を走る国道21号線を西進する話をしてきましたが、交差点六条まで来たので、その続きをしましょう。
交差点六条を過ぎると、3車線の本線に平行して側道が走っていて、左手は駐車場が多くあるせいか、ますます広々とした感覚となります。その広々とした辺りを過ぎると、右前方にランドマークのようなビルが見えます。周りには高い建物がないので、10階建てくらいのビルですがとても目立ちます。このビルがある交差点宇佐南4は、見過ごしてしまいそうな小さな交差点ですが、左折すればアリーナや県庁前に、右折すれば行き方は単純ではありませんが、県美術館や県図書館へ抜けられる便利な交差点です。宇佐南4の交差点を過ぎると、道路は左へカーブします。そして、いよいよ岐阜市で最も大きな交差点である、薮田交差点へと向かいます。
2.交差点薮田
道路が左にカーブすると、3車線が6車線になります。右折車線が2本と直進車線が3本、左折車線が1本となるのです。岐阜市内で片側6車線の道路が交差するような大きな交差点はこここだけだと思います。というのも、交差する道路は、左折すると羽島市に通じる県道1号線で、名神高速道路の羽島ICへと通じています。新幹線の岐阜羽島駅へも行けます。右折すると岐阜市の西部を縦断し岐阜大学へと行けます。どちらに行っても交通量の多い主要県道と交差しているのです。右折した先の道路は県道77号線になのですが、この県道を以前から環状線と言います。道路が環状になっていないけれど環状線と言っていました。それは、環状線を作る計画があるからなのですが、貧乏な地方都市ですから、完成までに何十年とかかっているわけです。今は、国道156号線と21号線を利用しながら、1周できているので、完成したのかと思っていたのですが、実はまだ完成してはいないらしいのです。環状線の計画は実現するのでしょうか。このうように大きな道路が交差するので、ここは交通事故の多い交差点なのです。私には交通事故が起こる県下ナンバーワンの交差点のイメージでしたが、平成30年は交通事故多発地点第2位でした。この交差点ではくれぐれもお気を付けください。
3.岐阜県庁
薮田の交差点を過ぎると両側3車線の道路が続きます。交差点薮田から2つ目の交差点は県庁前。交差点角のダイソーの店舗が目印です。左折すると、テレビでよく見る岐阜県庁舎が見えます。薮田交差点からは沿道のロードサイドのお店が増えてきて交通量も多いのでとても賑わいのある界隈です。県庁前の交差点から2つ目の交差点は、県道173号線と交差するのですが、ここも大きな交差点薮田南5です。左折すると、丸みを帯びたフォルムが特徴の岐阜県県民ふれあい会館があります。ネーミングライツにより現在はOKBふれあい会館と言います。パイプオルガンが有名なサマランカホールがあり、主に県の外郭団体が入居しています。さらに、南下すると企業の集積地である流通センターへ行くことができます。右折すると、河渡橋を経て瑞穂市や本巣市に抜けることができます。
4.岐阜市から瑞穂市へ
交差点薮田南5を過ぎると長良川まではもうすぐです。岐阜公園のあたりを流れる時よりも河川敷を含めた川幅がぐっと広くなった長良川を渡ると岐阜市の西隣の瑞穂市へと抜けていきます。国道21号と国道22号の立体交差である岐南ICから約8キロメートルの道のりです。大した距離じゃないけれど、やっぱり交通量は半端ない。国道21号でした。