岐阜の大動脈を西進〜国道21号線〜

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国道21号とは

国道21号線は、岐阜県瑞浪市から滋賀県米原市までの東西を走る国道です。岐阜と名古屋市を結ぶ国道21号線と岐阜市の南隣にある岐阜県羽島郡岐南町で接続し、岐阜市の南部を横断して西隣の瑞穂市へと抜けていきます。岐阜市を貫いているというほど岐阜市の大部分を通っているわけではないのですが、岐阜県の西の地域から岐阜市へ通じる大きな国道ですし、前述のとおり名古屋から岐阜市の市街地に抜けたり、岐阜県庁へ向かう道路だったりするので、私の中では大動脈というイメージです。交通量がとても多く、県内の交通事故多発地点もいくつもあります。

国道22号線と156号線との立体交差

21号線は岐阜市の東隣の各務原市から岐阜市に通じています。岐阜市に入る直前に東海北陸自動車道の岐阜各務原ICがあり、ここを通り過ぎるとすぐに岐阜市に入るのですが、またすぐに羽島郡岐南町に入ります。すると、名古屋と岐阜を結ぶ国道22号線と交差します。21号線は高架なので、立体交差となります。22号線はここまでで、この立体交差から北は国道156号線となります。でも、156号線の起点は後述する茜部本郷交差点らしく、21号線との重複区間があるらしいのですが、利用者にしてみれば、どこが国道の起点かは重要なことではないので、その話しはここまでです。156号線は、世界遺産の白川郷を通り、さらに富山県まで通じています。ここから白川郷までは100キロメートル以上あるんですよ。岐阜公園へ行くにも156号線へ入ってください。22号線へ入るためには岐南ICで左側道に入ります。22号線へは常時左折できて第一通行帯に入れます。右折すると156号線です。
 一方、21号線を直進すると左側道からの合流する車がたくさんやってきます。22号線だけでなく156号線からも車が流入してくるので、直進車も合流してくる車も双方が緊張します。交通量が多いので、2車線のまま合流してくるのですが、こんなところは、私が知る限りでは岐阜県内ではここだけです。合流前に左車線の車の合流にも気を付けなければいけません。でも、ずっと左側を走り続ける車も結構いるんですよね。さらにこの合流が終わったと思ったら、直ぐに側道があって21号線から出て行く車があるのです。写真右の本線にいた車は私が合流した直後に側道に入りました。次の信号交差点まで約2.7キロメートル続く高架ですが、何度か合流があるので注意して運転してください。

交通事故多発地点

さて、高架を降りると信号交差点に着きます。2車線だった道路も直進車線が3車線になります。


そして、ここから3つの信号交差点が短い距離で続きます。この辺りはちょうどJR岐阜駅の南方に位置し、信号の間隔が短いせいか、混雑します。最初の交差点である茜部本郷(あかなべほんごう)を右折すると、JR岐阜駅の東側を通る県道で、JR東海道線の高架をくぐったところでカーブしてJR岐阜駅の北口に行き着きます。その次の交差点茜部中島3(あかなべなかしま)を右折すると、JR岐阜駅の南口に突き当ります。さらにその次の交差点茜部中島は、駅の西側の道路に通じています。途中には井ノ口珈琲がありますよ。たった約650mという短い距離にある3つの交差点は、岐阜県内でもトップ5(平成30年)に入る交通事故の多い交差点です。茜部中島交差点が平成30年には岐阜県で最も交通事故の多い場所でした。通過する際には十分注意してください。

5差路の交差点六条

3つの交差点を過ぎてさらにもうひとつの信号を過ぎると、道路は右にカーブしながら荒田川を越えます。ちょっと
走り易い感覚になったところでまたまた大きな交差点六条に着きます。ここを左折すると大垣市に行き着くことができます。この交差点は実は5差路になっていて、交差する道路の信号が赤になっても対面信号は青になりません。それで追突が多いのか、いつのころからか中央分離帯のところに「5差路青確認」と看板で表示されています。この交差点では、信号をよく確認してくださいね。


これからますます混雑する21号線、さらに西に向かいます。西濃地方の大きな町である大垣市に通じているのです。だから、21号線を岐大バイパスということもあります。また、岐阜県には岐阜大学、略して「岐大」があるのですが、子どものころ、この2つがごちゃごちゃになっていました。岐大バイパスと言うと、なぜだか岐大、岐阜大学を連想していたのでした。音の響きは不思議ですね。岐阜市から瑞穂市へとおり抜ける続きはこちらです。