名鉄岐阜駅から乗り換え

JR岐阜駅と並ぶ岐阜市の玄関口である名鉄岐阜駅の前にはバスターミナルがありません。とすると、JR岐阜駅前のバスターミナルまで、約300メートルを歩かなければいけないのでしょうか?いえいえ、名鉄岐阜駅前にもバス乗り場はあります。今回は、名鉄岐阜駅からバスに乗り換えるお話です。

バス乗り場

名鉄岐阜駅の改札を出て、正面の階段を降りると、南北に走る道路があります。バス停は、そこから左の方の道路の両側にあります。この道路が長良橋通りなので、名鉄岐阜駅から北にある岐阜公園や岐阜大学行きのバスに乗るには道路を渡らなければなりません。階段を降りたところから右手にスクランブル交差点があるのでそこを渡る方法と、左手に行って、名鉄パレというスーパーの入口を過ぎた所にある地下道を行く方法があります。地下道を出るとすぐにバス停があって、この地下道の出口から順番に次のバス停があります。

4番バス停

市役所、岐阜公園(金華山)、鵜飼屋、福富、長良、さぎ山方面へのバスが発着します。

5番バス停

忠節、岐阜大学、北方、大野町方面へのバスが発着します。

6番バス停

梅林公園、北一色、関、各務原方面のバスが発着します。

名鉄岐阜駅から南にある加納地区や県立美術館、県立図書館へ行くには道路を渡りませんので、地下道を超えてさらに進みます。

駅に近いものから次の順番でバス停があります。

3番バス停

市民病院、鏡島弘法方面のバスが発着します。

2番バス停

茜部、柳津、岐南、加納桜道、加納駅方面のバスが発着します。

1番バス停

県庁、ふれあい福寿会館、県美術館方面のバスが発着します。

地下道の壁に案内版があるので手掛かりにしてみてください。

バスターミナル

まえがきでバスターミナルがないと言い切りましたが、実は名鉄岐阜駅にもバスターミナルがあります。それは1番バス停の前に岐阜バスの営業所があるのですが、この奥にあるのです。JR岐阜駅前のバスターミナルが整備される前からあり、バスターミナルというと私にとってはこちらの方がしっくりきます。しかし、JR岐阜駅前のバスターミナルの方がすべてのバスが発着し、便利になったため、今ではバスターミナルというとJR岐阜駅前のことを指すようになりました。

さて、この名鉄岐阜駅のバスターミナルからは、東京のバスタ新宿や高山への高速バスが発着したり(長島スーパーランドへ行くバスもあります。)、岐阜市及びその周辺の市町へ向かうバスが発着します。このバスターミナルから発着しても路線バスはすべてJR岐阜駅を通るので、JR岐阜駅からこのバスターミナルまで歩く必要はありません。JR岐阜駅前のバスターミナルが整備された当初、名鉄岐阜バスターミナル始発のバスはJR岐阜駅前のバスターミナルで乗客を乗せたら、駅周辺からは離れてしまっていました。これ、不便なのですが、なぜだか分かりますか?飲食店が密集しているタマミヤから帰るときに名鉄岐阜駅のバスターミナルから乗車しなければいけない人は、写真の道路、長良橋通りを越えなければいけないのです。「なお」で切れてしまっている看板は、「なおみ皮膚科」さん。この裏にあるのがバスターミナルです。

駅前の長良橋通りは横断禁止です。バスが発車しそうなのに、この道路を横断できないのはイライラしますよね。このように、不便だろうなあと思っていたら、4番から6番のバス停に止まってくれるようになり、不便は解消しました。でも、これって、ただでさえ混雑する駅前に細かく止まって時間がかかるようにも思えますが、たくさんの人を乗せるには仕方ないかもしれませんね。